Vビーム・美顔レーザーは、皮膚の赤みを伴う症状に対して幅広く有効性が認められた色素レーザー治療器です。皮膚や周辺の組織にダメージを与えることなく、血管性皮膚病変部位の毛細血管を破壊し、赤みを伴う肌の様々な悩みを改善します。
赤あざ(単純性血管腫、苺状血管腫、クモ状血管腫など)、赤ら顔(毛細血管拡張症、酒さ)、ニキビ、ニキビ跡などに有効です。 また、美肌レーザーフェイシャルとして肌の若返りにも有効で、目元の小ジワ、毛穴の開き、タルミ、ハリ、キメの改善、紫外線によるシミ・クスミ改善などにも有効です。
シネロン・キャンデラ社製のVビームは、世界販売台数第1位を誇る血管病変治療用ロングパルス色素レーザーです。
赤アザ(単純性血管腫、苺状血管腫:保険適用)
赤ら顔(毛細血管拡張症、酒さ、小鼻周辺の赤み:保険適用)
炎症性ニキビ・ニキビ跡の赤み
傷跡
肥厚性瘢痕
ケロイド
老人性血管腫(赤ボクロ)
ウイルス性イボ
静脈瘤
タルミ
シワ
肌のハリ・ツヤ
Vビームは、赤い色に反応する色素レーザーで、赤あざ(単純性血管腫、苺状血管腫、クモ状血管腫など)、赤ら顔(毛細血管拡張症、酒さ)、炎症性のニキビ、赤みのあるニキビ跡、赤ボクロ、イボなど、皮膚に赤みを伴う様々な症状に対して幅広く治療効果を発揮します。皮膚や周辺の組織にダメージを与えることなく、血管性皮膚病変部の余分な毛細血管や色素を除去し、正常な状態の皮膚と色調を揃えることができます。
また、Vビーム・美顔レーザーの照射によって皮膚の深層にある線維芽細胞(健康な肌に欠かせないコラーゲンやエラスチンなどの真皮内の線維を生成する細胞)を活性化させるため、皮膚のハリ・ツヤを改善し、肌表面の凹凸を目立たなくし、また小ジワなどのエイジングサインを改善するリジュビネーション効果(皮膚の若返り)も得ることができます。メラニン色素にもある程度反応するため、Vビームによるレーザーフェイシャル治療を継続的に行うことで、シミ・クスミの改善など美白効果も得られます。
波長595ナノメートル
皮膚の赤みの原因は、血管を流れる血液に含まれるヘモグロビンの色素であり、部分的に血管の量が多かったり、皮膚の浅い層に血管があったりする場合、その部位での血流の増加に伴い、赤みが視覚的に認識されます。
Vビームの波長595nmのレーザー光は、赤い色に特異的に吸収される特徴をもち、血管中のヘモグロビンに反応して吸収・凝縮されるため、不要な余剰血管や色素を除去します。よって、赤アザ、赤ら顔、赤く炎症したニキビやニキビ跡など、あらゆるタイプの赤みを伴う皮膚病変に対して有効に作用し、赤みを改善します。
可変式のパルス幅
Vビームはレーザーのパルス幅(照射時間)を調節できる機能をもつため、患者様のお悩み、改善したい症状や血管の太さ、深さに応じて調節可能で、最適な治療を行うことが可能です。
ダイナミッククーリングデバイス(DCD:Dynamic Cooling Device)
Vビームに内蔵される冷却装置DCDは、レーザーパルスに同期し、レーザーを照射しながら冷却システムが皮膚を保護するため、痛みや治療後のダウンタイムが少なく強力なパワーでの照射が可能です。
診察・カウンセリング
気になるお肌の悩みについて、何でもお気軽にご相談ください。
お悩みと症状、ご希望に沿って、最適な治療方法をご提案します。
洗顔
施術前に、メイクや汚れを落としていただきます。
写真撮影
施術前後の変化を確認していただくため、写真撮影を行います。
Vビーム・美顔レーザー施術
Vビーム・美顔レーザーの照射を行います。施術時間は顔全体で10〜15分程度です。
アフターケア
施術後、照射箇所が僅かに赤くなることがありますが、数時間で消失します。まれに紫斑(内出血)があらわれる場合がありますが、1〜2週間で症状は改善します。治療後は保湿と紫外線対策を十分に行って下さい。施術後気になることがあれば、医師やスタッフまでお気軽にお声がけください。
施術内容 | 料金 | |
---|---|---|
単純性血管腫、苺状血管腫、毛細血管拡張症 | 保険適用(サイズにより変動します。) | |
赤ボクロ | 1個 | ¥3,300- |
小鼻周囲 | 1回 | ¥5,500- |
3回 | ¥15,400- | |
美顔、ニキビ | Sパーツ 1回 | ¥11,000- |
Sパーツ 3回 | ¥26,400- | |
Sパーツ 5回 | ¥39,600- | |
Mパーツ 1回 | ¥16,500- | |
Mパーツ 3回 | ¥44,000- | |
Mパーツ 5回 | ¥66,000- | |
Lパーツ 1回 | ¥27,500- | |
Lパーツ 3回 | ¥77,000- | |
Lパーツ 5回 | ¥110,000- | |
テスト照射 | 1回 | ¥2,200- |
総額表示義務のため、消費税込みの表示となっています。
施術中痛みはありますか?
痛みの感じ方には個人差がありますが、照射時は輪ゴムでパチンとはじかれたような痛みを感じることがあります。Vビームは特殊な冷却ガスで皮膚表面を冷やしながら照射し、表皮へのダメージや痛みを最小限に抑えることが可能なため、麻酔なしで受けていただける施術ですが、どうしても痛みに不安がある方には塗る麻酔を使用することも可能です。痛みに弱い方、不安な方はカウンセリングにて医師にご相談下さい。テスト照射も可能です。
健康保険は使えますか?
単純性血管腫、苺状血管腫、毛細血管拡張症の治療には健康保険と各種医療証の適用が可能です。ただし、治療の間隔は3ヶ月以上の期間を開けての施術に限られ、治療回数に制限はありません。
保険適用の場合の治療費はいくらくらいですか?
10㎠までの大きさの範囲で、3割自己負担の場合、約6,500円です。その他、大きさによって費用が異なり、180㎠が保険適用での治療が可能な最大の大きさです。詳しくはカウンセリングでご相談下さい。
治療は何歳から受けられますか?
疾患によるのでまずはカウンセリングでご相談ください。
乳児血管腫(苺状血管腫)は自然に消えると聞きました。治療しなくても大丈夫ですか?
乳児血管腫は7歳頃までに75%が自然に消失すると言われていますが、色味だけでなく、いちご状の盛り上がりや、盛り上がりによる皮膚のタルミ、肌の質感の差異、傷跡などが残る場合があるため、なるべく早期(生後1ヶ月頃が望ましい)にレーザー治療を開始することをお勧めします。
ダウンタイムはありますか?
施術後すぐは、肌に赤みが出ることがありますが、通常数時間で落ち着きます。まれに紫斑(内出血)や水ぶくれがみられる場合がありますが、1〜2週間で症状は改善します。その後、炎症後色素沈着といって、肌が茶色くなることがありますが、数ヶ月で消失します。
治療回数は何回くらいで効果が出ますか?
お悩みや症状によって回数は異なりますが、3〜4週間毎の施術を3回以上繰り返して頂くことでより効果が得られます。1回の施術でも赤みが薄くなったことを実感できます。ただし、赤ら顔やニキビ跡の治療には平均より回数が必要となる場合があります。また、美肌レーザーフェイシャルとしての治療を希望される方は、定期的な治療を繰り返すことで、肌の良い状態を保つことが可能です。保険適用での治療は3ヶ月おきに1回の治療となります。
フォトフェイシャルなどの光治療にも赤ら顔を改善する効果があるようですが、Vビームでの治療とどちらがより効果的ですか?
IPLとよばれる光による治療は、ブロードバンド治療と呼ばれ、シミやそばかすの色素に反応し、ダメージを与えることで色素病変を改善する治療です。IPLが色素に反応する特徴から、ヘモグロビンの赤い色にも作用してダメージを与えることで赤ら顔改善にも一定の効果があるとされていますが、IPLの効果は「ブロードバンド治療」と呼ばれるように、広帯域に作用しますがパワーは弱く、一方、Vビームの色素レーザーは単一波長でターゲットを絞って治療を行うことができるため、パワーが強力でターゲットとなる色素病変に対して集中的に治療効果があらわれます。
妊娠中でも治療を受けることはできますか?
妊娠中、または妊娠の可能性がある方への施術は当院ではお断りしております。