ケガ・傷跡修正

傷跡は、皮膚が損傷を受けた後に修復する過程で生じるものです。本来、皮膚には自己修復能力が備わっていますが、その過程で何らかのトラブルがあると、傷跡が目立ってしまうことがあります。傷跡の種類には、以下のようなものがあります。

【肥厚性瘢痕（ひこうせいはんこん）】
赤く盛り上がった状態で、痛みやかゆみを伴うことがあります。けがや手術後、皮膚に過度な緊張や刺激が加わると発生しやすくなります。

【ケロイド】
肥厚性瘢痕よりも範囲が広く、健康な皮膚の部分にまで広がることがある傷跡。体質によってできやすい人とできにくい人がいます。

【萎縮性瘢痕（いしゅくせいはんこん）】
皮膚が薄くなり、凹んで見える傷跡。ニキビ跡や水ぼうそうの跡、外科手術の縫合痕などに多く見られます。

【色素沈着・色素脱失】
けがや手術後に皮膚の色が濃く残ったり、逆に色が抜けて白くなったりする状態。メラニンの代謝異常や紫外線の影響が関与しています。