施術について
METHOD
しみ・そばかす・あざ治療に用いられる高精度レーザー治療
Qスイッチ・アレキサンドライトレーザーは、主に青アザとシミを治療する目的で開発されたレーザーで、シミ、そばかす、アザやタトゥーなどの色素性病変に対して有効な医療用レーザーです。
当院では、皮膚の色素に反応する性質を持つ「Qスイッチ・アレキサンドライトレーザー」を導入しています。波長755nmのアレキサンドライトレーザーは、メラニン色素に対して非常に選択的に反応し、正常な皮膚を傷つけることなく、しみやそばかすなどの色素をピンポイントで除去することができます。
シンプルでありながら、医療機関でしか行えないこのレーザー治療は、安全性と効果のバランスが取れた施術として、多くの患者様に選ばれています。

こんな方におすすめ
RECOMMEND
- 顔のシミやそばかすが気になる
- 傷跡を残さずアザを治療したい(青アザ・茶アザ)
- ホクロ・イボを取りたい
- ニキビの炎症跡が色素沈着になって治らない
- タトゥー・刺青を消したいが手術による傷跡は残したくない
- 眉やアイラインなどのアートメイクを除去したい
- 肌の色ムラを改善したい
治療のポイント
Qスイッチ・アレキサンドライトレーザーの治療のポイント
・メラニンに反応する波長で高い選択性
・ピンポイントに照射できるため、周囲の皮膚を傷つけにくい
・1回の施術で効果を実感できることもある(個人差あり)
・ダウンタイムが比較的短く、日常生活に支障が少ない
・医療機関限定の安全な治療法
治療の流れ
FLOW

診察・カウンセリング

麻酔(必要な方)

施術
施術後の経過・注意事項
ダウンタイム | 黒っぽいかさぶた(薄皮)ができますが、その下で肌が再生しますのでこすったりして無理にはがさないで下さい。 ・ 4~7日でかさぶたが浮き上がってきます。はがれない時は処置にお越しください。 |
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入浴 | 入浴、洗髪、洗顔、メイクは、治療当日からテープをつけたまま普段通りにおこなってください。石鹸や洗顔料を使っていただいて構いませんが、治療部位を強くマッサージすることは避けて下さい。テープ無しでこすることは絶対に避けて下さい。 |
アフターケア | かさぶたが取れた日もテープは貼って下さい。かさぶたが取れた翌日からは、日焼け止めをまめに使うようにして下さい。 |
副作用・リスクRISK
- 内 出 血:局所麻酔の場合はまれに見られます。
- 腫 れ:眼の周囲の治療では強いむくみ程度の腫れが出る場合もあります。
- 痛 み:数日、ヒリヒリと痛むことがあります。
- 水疱の形成:照射部位がやけどで水ぶくれになることがあります。
- 発 赤:レーザー照射による炎症で生じた発赤が遷延することがります。
- 炎症後色素沈着:2~3週間経って淡い茶色が出てくる場合があります。1ヶ月ごろをピークとして2~3ヶ月かけて薄くなっていきます。まれに長引くことがあります。炎症後色素沈着はレーザーの追加照射では改善が難しく消退するまで経過観察を行います。
- 追加照射:色素が残っている場合の追加治療はおおむね3ヶ月以上待ってからおこないます。あまり早い時期に治療を行いますと白く色抜けが残ることもあります。(有料)
- 検 診:10日〜2週間後に術後検診をおこないます。
Qスイッチ・アレキサンドライトレーザーとは
Qスイッチ・アレキサンドライトレーザーは、アレキサンドライトという宝石を用いたレーザー機器で、波長755nmの光を発します。この波長は、メラニン色素に特に強く反応する特徴があり、しみやそばかすなどの色素トラブルに対して高い効果が期待できます。
「Qスイッチ」とは、非常に短い時間に高エネルギーのレーザーを照射する技術のことで、ナノ秒(10億分の1秒)単位のパルスで照射されます。この短時間の強い光が、メラニンを瞬時に破壊するため、周囲の皮膚へのダメージを抑えながら、目的の色素だけを取り除くことが可能になります。
Qスイッチ・アレキサンドライトレーザーの効果と仕組み
レーザー光は、肌の中に存在するメラニン色素を選択的に吸収されて、熱エネルギーに変換されることで、色素細胞を破壊します。破壊されたメラニンは、数日〜数週間の経過で皮膚のターンオーバーにより自然と排出され、徐々に色が薄くなっていきます。
このように、肌の構造を大きく傷つけることなく、目的とする色素にのみ作用する仕組みは、従来のピーリングや外用薬と比べても高い精度と即効性を持ちます。
適応部位と効果(部位別に詳しく解説)
顔
・しみ・そばかすの除去:紫外線による老人性色素斑や、遺伝的要素によるそばかす(雀卵斑)に有効です。
・色素沈着の改善:ニキビ跡などに残る茶色い色素にも反応しやすく、肌全体の明るさが改善します。
背中・デコルテ
・日焼け跡や色素沈着の改善:広範囲に広がる色ムラを均一に照射できます。
・おしゃれ着の着こなしが気になる方に:背中の露出がある服装でも安心感を得られます。
手の甲・腕
・加齢に伴うしみ:年齢と共に目立ちやすい手の甲や前腕のしみに効果的です。
・手元の印象を若々しく:第一印象に関わる部位のエイジングケアに。
・タトゥーや刺青の中でも基本の青色で彫刻されたものは除去することが可能です。(治療回数がかかります。)
太田母斑・扁平母斑などのあざ
・青みを帯びた太田母斑にも適応可能(複数回の治療が必要な場合があります)
・扁平母斑など茶色いあざにも反応しやすい:皮膚科的な治療としても活用されています。
他の施術との比較、違いの説明
しみやそばかす、色素沈着の治療にはさまざまな方法がありますが、それぞれの施術には特徴があり、目的や症状によって適切な選択が必要です。Qスイッチ・アレキサンドライトレーザーは、特に「メラニン色素を的確に破壊する」ことに特化しているため、濃くはっきりとしたしみやあざに対して高い効果を発揮します。
フォトフェイシャル(IPL)との違い
フォトフェイシャル(IPL)は、広範囲にやさしく光を照射することで、薄いしみやくすみ、肌全体のトーンアップを目指す治療です。肌質改善にも効果が期待できますが、濃いしみやピンポイントの色素病変に対しては、Qスイッチ・アレキサンドライトレーザーほどの即効性や深部へのアプローチ力はありません。そのため、しみが濃い場合は、まずQスイッチレーザーで除去し、その後のメンテナンスや肌全体の調子を整える目的でフォトフェイシャルを併用すると効果的です。
また、ハイドロキノンやトレチノインなどの外用薬は、自宅で継続的に使用できる治療法で、主に軽度の色素沈着や、レーザー治療後の再発予防、肝斑のように刺激に弱い症状のコントロールに使われます。ただし、効果が現れるまでに時間がかかることが多く、単独での使用では十分な改善が得られないこともあります。
このように、Qスイッチ・アレキサンドライトレーザーは、「ピンポイントでメラニンを破壊する」という特徴から、特定のしみやあざに対しては非常に効果的ですが、他の治療法と比較すると「照射範囲が狭い」「肌質改善全般には不向き」という側面もあります。そのため、症状や肌質、目的に応じて適切な治療を選択することが大切であり、必要に応じて他の治療と組み合わせることで、より高い満足度が得られます。
施術料金
PRICE
施術内容 | 料金 | |
---|---|---|
フラクショナルモード 顔面頚部 | 10㎠まで | ¥18,480- |
10㎠増ごと | ¥3,850- | |
3回コース | 20%off | |
5回コース | 30%off | |
フラクショナルモード 上記以外 | 10㎠まで | ¥13,200- |
10㎠増ごと | ¥2,750- | |
3回コース | 20%off | |
5回コース | 30%off |
※総額表示義務のため、消費税込みの表示となっています。
よくある質問
FAQ
施術は痛いですか?
パチッとした刺激がありますが、強い痛みではありません。必要に応じてクーリングや表面麻酔をご用意しています。
施術後はメイクできますか?
照射部位に保護テープを貼る場合がありますが、他の部分のメイクは当日から可能です。照射部位は翌日以降、医師の指示に従ってメイクが可能になる場合もあります。
ダウンタイムはどれくらいですか?
照射後は一時的に赤みやかさぶたが生じることがありますが、1〜2週間程度で自然に回復します。
何回で効果が出ますか?
1回で明らかな効果が出る場合もありますが、症状によっては複数回の施術が必要となります。
保険は適用されますか?
美容目的の治療は自由診療となりますが、太田母斑など一部の疾患については、保険適用となるケースもあります。茶あざは保険適用外です。診察時にご相談ください。