施術について
METHOD
しみ・そばかす治療に用いられる医療用レーザー
ピコレーザー(PicoWay®)は、シミやそばかす、タトゥーの除去など、幅広いお肌のお悩みに対応できる医療用レーザーです。アメリカのFDA、ヨーロッパのCE、日本の厚生労働省から承認を受けており、安全性と有効性が認められています。
このレーザーは「ピコ秒」と呼ばれる非常に短い時間【Qスイッチアレキサンドライトレーザーはナノ秒(10億分の1秒)、ピコレーザーはピコ秒(1兆分の1秒)】で光を照射する仕組みを持っており、余分な熱を周囲に広げにくいのが特徴です。そのため、皮膚への負担を抑えつつ、目的の組織だけに働きかけることができます。

こんな方におすすめ
RECOMMEND
- シミやそばかすを改善したい方
- ニキビ跡や色素沈着が気になる方
- タトゥーの除去を希望される方
- ダウンタイムをなるべく短くしたい方
治療のポイント
・複数の波長に対応:シミ、肝斑、ニキビ跡、タトゥーなど、さまざまなお悩みに合わせた治療が可能です。
・低刺激:従来のレーザーに比べ、照射時間が非常に短いため、熱による副作用や刺激・ダメージが少なく抑えられます。
・真皮へのアプローチ:PicoWay® Resolve™ という技術により、表皮を大きく傷つけずに真皮層で効果を発揮します。
・色素沈着のリスクを軽減:過度な温度上昇を抑える設計で、炎症後の色素沈着や色素の抜けを起こしにくいとされています。
・ダウンタイムが少ない:治療後すぐに刺激の少ない化粧品を使用できる場合が多く、日常生活への影響がほとんどありません。
治療方法
TREATMENT METHOD
【ピコスポット】
シミやそばかす、タトゥーの色素など、気になる部分をピンポイントで照射します。小さな範囲に高いエネルギーを集中させることで、効率よく色素を分解できます。
【ピコトーニング】
お顔全体に弱いエネルギーで照射する方法です。メラニンを少しずつ分解することで、肝斑やくすみの改善、トーンアップを目指します。低刺激で繰り返し行いやすいのが特徴です。
【ピコフラクショナル】
レーザーを点状に照射し、真皮に小さな刺激を与えることでコラーゲンの再生を促します。ニキビ跡や毛穴の改善、ハリ感アップなどに適しています。
治療の流れ
FLOW

診察・カウンセリング

麻酔(必要な方)

施術
施術後の経過・注意事項
ダウンタイム | ピコスポット:照射部位が赤みを帯び、かさぶたになることがあります。かさぶたは7〜10日ほどで自然に剥がれ落ちます。 ピコトーニング:赤みや軽いひりつきが出る場合がありますが、数時間〜1日程度で落ち着くことが多いです。 ピコフラクショナル:赤みや点状の出血が出ることがあります。通常は2〜3日で落ち着き、1週間ほどで皮膚が整います。 |
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入浴 | 施術当日からシャワーは可能です。長時間の入浴やサウナは赤みや刺激を強める可能性があるため、控えてください。 |
メイク | 化粧品の使用:刺激のない化粧品であれば施術後すぐに使用できますが、最低24時間は肌を休めることをおすすめします。 |
飲酒・喫煙 | 当日の飲酒は腫れや赤みを強める可能性があるため避けてください。喫煙は血流を悪くし、治療効果や回復に影響することがあります。 |
アフターケア | 紫外線対策:施術後は日焼け止め(SPF30以上)を使用し、強い日差しを避けてください。 スキンケア:施術後数日はスクラブ入り石けんや強い摩擦を避け、7日間は酸性または刺激性のスキンケア製品を使用しないようにしてください。 |
保湿:レーザー照射直後は乾燥しやすいため、しっかり保湿してください。タトゥー除去の場合は、数日間ガーゼ保護が必要なことがあります。 |
副作用・リスクRISK
- 赤みや腫れ(数日で改善することが多い)
- ヒリヒリ感や軽い痛み
- かさぶたの形成
- 色素沈着(炎症後に一時的に濃くなる場合がある)
- 色素脱失(稀に白抜けのようになることがある)
- 点状出血や小さな内出血
- ごく稀に瘢痕(きずあと)
ピコレーザー(PicoWay®)のお悩み別治療
【シミ・そばかす】
ピコレーザーは、従来のレーザーよりも短い時間で光を照射するため、シミやそばかすの原因となるメラニン色素を効率よく砕くことができます。熱の影響が少ないので、炎症や色素沈着を起こしにくいとされ、治療後も自然な肌の質感を保ちやすいのが特徴です。
【肝斑】
従来のレーザーでは悪化のリスクがあった肝斑にも、ピコレーザーは照射モードを工夫することで対応できます。皮膚表面を強く刺激せず、真皮にやさしく働きかけるため、繰り返しの治療に適しています。
【ニキビ跡・毛穴】
PicoWay® Resolve™ という特殊な技術により、表皮を大きく傷つけずに真皮へ作用します。コラーゲンの生成を促し、凹凸のあるニキビ跡や毛穴の開きを徐々に改善していく効果が期待できます。
【タトゥー除去】
ピコレーザーは、黒だけでなく赤・青・緑など複数の色素にも対応可能です。細かくインクを砕くため、従来のレーザーよりも少ない回数で薄くしていける場合があります。色や深さによって必要な回数は異なりますが、幅広い色のタトゥー除去に用いられています。
【色素沈着】
炎症後に残った色素沈着(ニキビ跡や傷跡の黒ずみなど)にもピコレーザーは有効です。余分な熱を与えないため、肌への負担を抑えつつ、色素を細かく分解して自然に排出されるのを助けます。
他の施術との違い
●フォトフェイシャル(IPL)との違い
作用の仕組み:フォトフェイシャルは「光治療(IPL)」で、広い波長域の光を使ってシミや赤みに働きかけます。一度に広範囲に照射できるのが特徴です。
効果の範囲:肌全体のトーン改善や赤み・毛細血管拡張への効果が期待できますが、ピンポイントの濃いシミやタトゥーには不向きです。
ピコレーザーとの違い:ピコレーザーは特定の波長を選んで照射するため、濃いシミや肝斑、タトゥーなど「より深い色素」にも対応できます。フォトは「全体の肌質改善」、ピコは「色素や組織への集中的な治療」という違いがあります。
●Qスイッチレーザーとの違い
作用の仕組み:Qスイッチレーザーはナノ秒(10億分の1秒)のパルス幅で照射します。濃いシミやアザに使われてきた実績があります。
効果の範囲:強いパワーで色素を壊すため、シミを少ない回数で除去できることがありますが、炎症後色素沈着(PIH)のリスクが高いという課題もあります。
ピコレーザーとの違い:ピコレーザーはさらに短いピコ秒(1兆分の1秒)で照射するため、色素をより細かく砕け、肌への負担が少なくなっています。そのため、炎症後色素沈着のリスクも下げられるとされています。
その違いによってターゲットとなる色に熱を発生させます。ピコレーザーは光音響効果と言い、レーザーが発する衝撃波で色素を砕きます。
施術料金
PRICE
施術内容 | 料金 | |
---|---|---|
ピコスポット(医師施術) | 10mm以下 | ¥13,200- |
1mm増ごと | ¥1,320- | |
※複数箇所ある場合、総合計で計算いたします。(1mmサイズが10個→10mm以下に該当) | ||
ピコトーニング【全顔】 | お試し | ¥8,800- |
1回 | ¥15,400- | |
3回 | ¥44,000- | |
5回 | ¥60,500- | |
ピコトーニング【肝斑部】 | お試し | ¥6,160- |
1回 | ¥10,780- | |
3回 | ¥30,800- | |
5回 | ¥42,350- | |
+ピコスポット | 10mm以下 | ¥5,500- |
※複数箇所ある場合、総合計で計算いたします。(1mmサイズが10個→10mm以下に該当) ※¥5,500-のピコスポットはトーニングのオプションです。 | ||
ピコフラクショナル【顔全体】 ※麻酔代込み | 1回 | ¥33,000- |
3回 | ¥79,200- | |
ピコフラクショナル【頬】 ※麻酔代込み | 1回 | ¥23,100- |
3回 | ¥55,440- | |
ピコフラクショナル【10×5cm】 ※麻酔代込み | 1回 | ¥9,900- |
3回 | ¥23,760- | |
ピコダブル(トーニング+フラクショナル) ※麻酔代込み | 1回 | ¥39,500- |
※総額表示義務のため、消費税込みの表示となっています。
よくある質問
FAQ
PicoWay®はどんなレーザーですか?
ピコ秒という非常に短い時間で照射する医療用レーザーです。色素を細かく砕き、シミやニキビ跡、タトゥー除去などに使われます。FDA、CE、日本の厚生労働省の承認を得ています。
どのようなお悩みに対応できますか?
シミ、そばかす、肝斑、ニキビ跡、しわ、タトゥー除去など幅広く対応します。
メリットは何ですか?
照射時間が非常に短いため、肌への刺激が少なく、ダウンタイムが短いのが特徴です。
施術時間はどれくらいですか?
麻酔が必要な場合を除き、1回あたり15〜20分程度です。施術内容や範囲により異なります。
痛みはありますか?
部位や施術内容により異なります。シミの治療は軽い刺激で済むことが多いですが、タトゥー除去は比較的強い痛みを感じる場合があります。
効果はいつ頃実感できますか?
部位や症状により異なりますが、早い方では1回目から変化を感じることがあります。シミは1〜2回で改善が見られることもありますが、複数回の治療が必要になる場合もあります。
施術後の注意点はありますか?
日焼け止めをしっかり塗り、強い日差しを避けてください。洗顔やスキンケアは優しく行い、刺激の強い製品は避けてください。乾燥しやすいため、十分な保湿も大切です。